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Cordova Android Plugin開発の準備

最終更新日:2015-08-13

CordovaのAndroid用プラグインは、次の2ステップで開発します。

  • CordovaPluginクラスを継承したクラス(.javaファイル)を作成する。
  • plugin.xmlファイルに設定を記述する。

.javaファイルを適当なエディタで編集し、配置するだけでよいのですが、IDEの支援なしでクラスを記述するのはやや大変です。ここでは、IDE(Android Studio)で効率良く開発するための準備方法を紹介します。

githubからプロジェクトを取ってくる

Android用のプロジェクトはgithubで公開されています。ここにCordovaPluginクラスなども含まれています。maven local repositoryにインストールするための諸設定をいれたものを弊社forkに用意したので、こちらをcloneしてください。

コンパイルし、maven local repositoryにいれる

wrapperファイルが無いのでgradle 2.2.1のインストールが必要です(そのうちfork版にwrapperいれます)。また当然ですがANDROID_HOMEやJAVA_HOMEの設定も必要です。cloneしたプロジェクトで次のコマンドを実行し、maven local repository(~/.m2/repository)にcordova-androidをいれます。

$ $ cd framework
$ gradle uploadArchives
<中略>
Uploading: org/apache/cordova-android/1.0.0/cordova-android-1.0.0.aar to repository remote at file:///Users/<your name>/.m2/repository
Transferring 107K from remote
Uploaded 107K

BUILD SUCCESSFUL

Total time: 10.19 secs

適当なAndroidアプリプロジェクトを作る

目的はプラグイン開発環境として使うためです。パッケージ名やminSDKVersionなどは適当でよいです。

build.gradleを編集する

先ほどビルドしたcordova-androidをAndroid Studioに認識させます。build.gradleを次のように編集します。

repositories {
    // maven local repositoryを見る
    mavenLocal()
}

dependencies {
    compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar'])
    compile 'com.android.support:appcompat-v7:22.2.1'
    // これを追加
    compile 'org.apache:cordova-android:1.0.0'
}

これで、プラグイン開発用のクラスがAndroid Studio上でシンボル解決できるようになります。

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