Kii Cloudにおける「バケツ」とは
最終更新日:2015-08-28
MySQLなどのリレーショナルデータベースでは、「データ」は「テーブル」に格納します。Kii Cloudでは、「データ」は「バケツ」と呼ばれる入れ物に格納していきます。
Kii Cloudにおける「バケツ」は、次のような特徴があります。
- 名前がある
- スキーマがない
- スコープ(所有者)の概念がある
順に説明します。
名前がある
これは、リレーショナルデータベースのテーブルに「テーブル名」があるのと同様ですね。
スキーマがない
バケツにはスキーマ定義が無いので、alter table
文のようなスキーマ定義の命令を呼ぶことなく、フィールドを追加したり減らしたりできます。(もちろん運用上、フィールドの追加などは注意する必要がありますが)
スコープ(所有者)の概念がある
バケツにはスコープ(所有者)の概念があり、次の3種類があります。
- アプリケーションスコープ:ログインしているユーザーなら誰でもアクセス可能
- グループスコープ:グループに所属しているユーザーのみアクセス可能
- ユーザースコープ:指定したユーザーのみアクセス可能
このようなアクセス制限を自分で実装するのは大変なので、それだけでもKii Cloudを利用する価値があるといえそうです。